札幌の業者選びから覚えておきたい基礎知識まで~任意売却ガイダンス
札幌の業者選びから覚えておきたい基礎知識まで~任意売却ガイダンス
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任意売却は、競売手続きで落札者を決定する日(開札期日)の前日までの時間勝負です。それなのに、なかなか買い手がつかない場合、どのような対処法があるのでしょうか。こちらでは、買い手のつかない理由や対処法を紹介していきます。
任意売却時に買い手がつかない原因としては、需要の有無や物件の状態、売却時の対応が適切かどうかなど様々なものが挙げられます。
任意売却で買い手がつかないひとつの原因に売却価格の設定が高いという可能性があります。物件エリアの相場よりも高い、あるいは買い手側が物件の状態を見て高いと感じてしまう場合、購入希望者は他の物件に流れてしまいます。
任意売却という方法に関わらず、不動産が動きやすい時期というのが存在します。一般的には冬の終わりから春にかけては人の移動が活発化する時期の需要が伸び、夏から初秋までは需要が減ります。そのため、物件に問題がなくても、売るタイミングが悪いせいで買い手がつきにくい場合があります。
日本の場合、建物の価値があるのは20年までで、新しい住宅ほど価値が高い傾向があります。そのため、外観や設備等が劣化した家はもちろんのこと、例えリフォームで内装を新しくしていても、探す側がネットを介している場合は検索段階で古い物件は除外されてしまい不利になります。
物件を購入しようと動いている人は、画像情報だけではわからないことを見学したうえで購入するかどうかを検討します。それなのに住んでいることを理由に内見することを拒んだり、忙しくて内覧の日程調整がうまくできないなどは、売るチャンスを無駄にしているようなものです。
任意売却は、買い手にとっては一般市場を同じ目線ですが、売り手にとっては売却活動期間にボーダーラインがあるという性質を持っている方法です。任意売却に不慣れな不動産会社は、時間的制限がある旨などを理解してくれず、売却活動が疎かになってしまうことも。そうなると、タイムリミットまでに買い手を見つけることが困難になります。
任意売却で買い手がつかない場合は、ただただ売れるのを待つだけではなく売れるための対応を取ることが重要です。
高い価格で売却できれば債務の返済にあてられる金額が増えますが、それで買い手が見つからなければ競売になってしまうため本末転倒です。売り出し価格は相場以下に設定し、不動産会社や金融機関を密に連絡をとりながら見直しをしていく必要があります。
画像だけで不動産を購入する人は多くありません。内覧して自分の目で住宅の様子を確かめることができなければ、購入希望者はほかの家に目を向けてしまう可能性も高くなります。仕事の予定などで難しいこともあると思いますが、任意売却の成功を高めるためにも可能な限り見学者に合わせて内覧の日程を調整するようにしましょう。
任意売却には債権者との交渉や任意売却特有の専門知識、依頼主へのフォローやスピーディな対応など、一般の不動産売買と異なるノウハウが必要です。現在契約している不動産業者に不安を感じているのであれば、任意売却に強い専門業者を探して切り替えることをおすすめします。
累計実績数 |
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800件以上 |
連携の専門家 |
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※北海道住宅ローン救済センターのサイトは閉鎖されているようです。(2022年1月追記)