札幌の業者選びから覚えておきたい基礎知識まで~任意売却ガイダンス
札幌の業者選びから覚えておきたい基礎知識まで~任意売却ガイダンス
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任意売却とは、住宅ローンが払えない状況に陥ってしまった際に、その不動産を売りに出すことです。住宅ローンを滞納すると、最終的に競売にかけられることになります。競売は市場価格よりも低い値段で売られるのが大きなデメリット。競売の前に市場価格で売却すれば、生活を立て直しやすくなります。任意売却には債権者の同意が必要で、その交渉のためには第三者に依頼する必要があります。ここでは、正しい知識で業者を選ぶために、任意売却の基礎知識をまとめました。
任意売却は、市場価格に近い価格で売却できるのがメリット。競売の価格より高く売ることで、その後の生活の立て直しがしやすくなります。一方、債権者や保証人の同意が必要なのは、手間と時間がかかるという意味でデメリットです。任意売却の手腕に優れた業者選びがポイントになります。
任意売却業者に依頼をしたら、物件の査定、計画、専任媒介契約の締結と進みます。債権者に任意売却の同意をもらい、売却先が決まり次第、費用の割り振りを債権者と交渉。それから物件の引き渡しと引っ越しという流れです。
現金がなくても、任意売却はできます。手続きの中で報酬などの費用を確保できるので安心してください。業者への最終的な支払額は「売買価格の3%+6万円+消費税」と法定されています。また、引っ越し費用も必要ですが、それも工面できるよう交渉を進めてくれます。
任意売却を取り扱っている専門の不動産会社が良いでしょう。その際、弁護士や司法書士、税理士といった専門家との連携が取れる会社を選ぶのをおすすめします。任意売却以外の選択肢まで考えてくれるかどうかもポイントです。
債務者に代わって、保証人や保証会社が返済することを代位弁済と言います。住宅ローンの場合は保証会社がついていることがあるかもしれません。債権が移るだけなので、返済義務は変わらず、一括返済を求められることもあります。
オーバーローンは、売却額より債務額が多い状態。残債とも呼ばれます。任意売却ではオーバーローンになることが多く、計画的に返済していくことになります。無理なく返済するため、ケースに合わせた提案をしてくれる専門業者に相談してください。
固定資産税などの税金を滞納している場合、任意売却はできないのでしょうか。 任意売却をする方法を紹介します。
住宅ローンの返済が困難になったとき、法的手段である「競売」にかけられるのを回避し、売却後の返済や引き渡し時期などの交渉ができる手法である任意売却。そのメリットやデメリット、売却の流れについて解説しています。
競売を避ける手段として活用される任意売却は、誰でも無条件でできるわけではありません。
債務者の置かれた状況や所有権・保証人、売却までの期日、債権者の同意などさまざまな要因により任意売却ができないというケースがあるのです。
ここではどのようなケースであれば任意売却ができない可能性があるかについて紹介しています。
任意売却は債権者の同意を得ながら物事を進める必要があるため、契約内容や引き渡し時期、売却価格などさまざまな面で制限を受けることになりますが、一般売却であれば個人の判断で売却まで進めることが可能です。
ここでは住宅ローンの残債が残らないという前提条件がある一般売却と任意売却の違いについて解説しています。
任意売却はローンの支払いが困難になった方が利用できる制度です。任意売却であっても、通常の不動産を売却と同様に税金が発生します。譲渡所得税・住民税・印紙税・登録免許税などがそうです。ただ譲渡所得税は不動産を売却した際に利益が発生したときに生じる税金なので、利益が発生しなければ譲渡所得税・住民税は掛かりません。任意売却であれば利益がでるケースは少なく、特例措置なども利用できるため譲渡所得税・住民税を支払うケースはほとんどないでしょう。
任意売却は競売よりも高値で不動産が売却できる可能性が高く、残債の支払に関しても無理のないよう返済計画を立てることもしやすいでしょう。競売であれば売却の手続きもほとんどなく、退去までの期間も長くなりやすいといったメリットがあります。ただメリットだけでなく、どちらの方法にもデメリットがあります。メリット・デメリットを把握したうえで、どちらの方法が適しているのかプロに相談しながら慎重に検討することが大切です。
任意売却では、様々なトラブルや問題点が存在します。例えば、相場を超えた引っ越し費用を請求されたり、コンサルティング料や任意売却事務処理費などと称して仲介手数料の他にも費用を請求されることです。もし、トラブルや問題点を知らないまま任意売却を始めてしまうと、対策が取れない可能性もあります。事前に任意売却に関連したトラブルや問題について把握しておくことが肝心です。ここでは、任意売却で起きやすいトラブルや問題点について解説しています。
住宅ローンを長期間滞納した場合、担保となっている不動産を現金化する法的な手続きが行われている旨を伝える「競売開始決定通知書」が届きます。この通知書が届いたら、すぐに退去するという訳ではなく、半年から8か月ほどの猶予期間があるのが一般的。その期間までに債権者を説得し、競売を取り下げてもらえれば競売を回避できます。債権者を説得する方法として任意売却があり、任意売却は競売よりも高値で不動産を売却できる可能性があります。